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「LINE Pay」がVisaと提携して新たなサービスを発表
2019年6月6日にLINEが発表した情報によると、LINEはクレジットカードの国際ブランド「Visa」とフィンテックの分野で提携して「デジタル決済対応カード(仮称)」を発行するとのことです。
LINE Payの「デジタル決済対応カード」について(公式サイト)
ただ実際の物理カードが発行されるのではなく、「LINE Pay」のアプリ内で発行できるバーチャルカードとして発行・利用できます。
(イメージ図:公式サイトより引用)

主にオンライン上での決済がメインになると想定されますが、このVisaバーチャルカードにより全世界5,400万のVisa加盟店で「LINE Pay」を通して決済することが可能になります。
なお2019年1月29日に発表されている「Visaブランドの提携クレジットカード」と、今回新たに発表された「デジタル決済対応カード」 は別物と思われますので注意が必要です。
LINE Payの「Visaブランドの提携クレジットカード」について(公式サイト)
「LINE Pay × Visa」デジタル決済対応カードを使用するメリット
LINE Payが発行するVisaのバーチャルカードを使用するメリットは何なのでしょうか。現段階で分かっているメリットは以下の3点です。
- 「LINE Pay」 内で利用履歴が確認できる
- ポイント還元等のロイヤリティプログラム(予定)
- 海外旅行の際にVisaのネットワークで「LINE Pay」で支払い可能になる(予定)
1点ずつ詳しく確認していきましょう。
「LINE Pay」 内で利用履歴が確認できる
クレジットカードは世界中の様々な店舗やオンラインストアで手軽に決済ができる便利な手段ですが、支払いが正しく完了したのか気になることもありますよね。
そんな時は「LINE Pay」を通してカードの決済情報を確認できるので安心です。万が一不正利用された場合も素早く気付けて迅速に対処できることでしょう。
クレジットカード会社はそれぞれ独自のアプリを提供して、ユーザーにクレジットカードの利用履歴を知らせていることも多いですが、アプリによっては実際に使用してから履歴に反映されるまでにタイムラグがあったりすることもあります。
「LINE Pay」を通すことでその点も改善されるのでしょうか。まだ運用が始まっていないので何とも言えません。
ですがJCBと提携した「LINE Pay カード」(物理式プリペイドカード)に関して言えば、例えばコンビニで使用するとすぐにLINEに通知が飛んでくるので、Visaの「デジタル決済対応カード」もそのくらいのレスポンスであることを期待しましょう。
ポイント還元等のロイヤリティプログラム(予定)
こちらに関しては、公式サイトのプレスリリース情報にて少しだけ触れられている程度なので具体的な内容はまだわかりません。
ですが新規ユーザーを獲得するために、大々的なキャンペーンを実施することも十分考えられますので今後の発表を待ちましょう。
海外旅行の際にVisaのネットワークで「LINE Pay」で支払い可能になる(予定)
こちらに関してもポイント還元と同様に詳細に関してはまだ発表されていません。
「LINE Pay」は日本はもちろん世界中で展開されているサービスであり、Visaも言うまでもなくクレジットカードの主要ブランドの一つです。
よって、よりグローバルな展開を見据えていることは間違いないと言えるでしょう。まだまだキャッシュレス後進国の日本に比べ、世界各国では急速にキャッシュレス化が進行しています。
もともとカード社会だったアメリカはもちろん、近年では中国でもキャッシュレスが当たり前になってきました。
海外に行かれたことのある方はご存知だと思いますが、海外では「現金を持ち歩くこと」のリスクがとても高いのです。その点クレジットカードやスマホ決済ならば、万が一トラブルがあっても現金より対処の幅が広がります。(カード会社に連絡して利用を停止する、不正利用分の保証など)
「LINE Pay」を利用することで、海外旅行もより安全でより便利になることを期待しましょう。
「LINE Pay × Visa」デジタル決済対応カードのまとめ
まだ発表されたばかりの内容ですので、今後最新情報が明らかになるたびにこの記事を更新してお伝えしていきます!
LINE Pay以外のスマホ決済サービスはすでにクレジットカード関連のキャンペーン等を行っているものも多いので、後発となるLINE Payには、より世間の注目を集めるような大々的なキャンペーンを期待したいところですね。